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校外清掃奉仕活動&地理歴史フィールドワーク
本校では、全校生徒が校外の道路清掃をしながら、同時に地元の地理や歴史を学ぶ学校行事を毎年行っています。今年のテーマは「参勤交代の道」です。江戸時代、徳島藩主は徳島城から福島橋まで行列で、そこから小舟に乗り、沖洲で御座船と呼ばれる大型の船に乗り換え大坂まで向かっておりました。6月13日(木)、陸上・海上の2班に分けて、それぞれのルートを辿りました。
海上ルートは、沖洲マリンターミナルで除草を行った後、本校全日制海洋コースの実習船「阿州丸」に乗船し、鳴門海峡までを航海し、海の参勤交代で殿様の見た景色を体感しました。船に乗るのは初めてという生徒もいて貴重な体験となりました。
陸上ルートは、徳島文化公園から福島橋を渡り、四所神社までをゴミ拾いをしながら歩きました。四所神社では禰宜の辻正人様より、最近見つかったウミヘビの剥製「龍蛇神」が参勤交代の船に航海安全のために祭られていたこと、それが出雲神社から徳島藩に贈られたものであること、また「願開舟」と呼ばれる舟のミニチュアが、徳島の人たちのリレーにより高知から吉野川を経由し出雲神社まで届けられたので、そのお礼として「龍蛇神」が贈られたこと等の講話をいただきました。生徒たちは、興味深いお話に聴きいっていました。最後に江戸時代に徳島で作られたカステイラを古文書に残るレシピから復元した「殿様のカステイラ」を試食しました。